知りたい
妊娠がわかったら
ママのからだもこころも大きく変わります!
ママのおなかの中で赤ちゃんを育ててるために、ママのからだは大きく変わります。からだの変化にあわせて、こころも変わっていきます。からだやこころの変化に戸惑うことも多いと思います。妊娠中のからだやこころの変化や、過ごし方等、気をつけていただきたいことについてQ&A形式でお伝えします。
妊娠中の過ごし方
- つわりがひどくてつらい
- コーヒー・紅茶はだめ?
- たばこ・お酒はだめ?
- 妊娠中に薬を飲んで大丈夫?
- パーマやカラーリングはしてもいい?
- 風疹(ふうしん)等の抗体検査
- 乳首が出ていない・お手入れは?
- おなかがはる
- 出血があった
- 便秘がち
- 妊娠中の女性労働者の保護について
- 妊娠中の旅行は?
- 妊娠中・出産後のSEXは?
- マタニティ・ブルーズとは?
ママのこと、赤ちゃんのこと、ひとりで悩まずに相談ください
妊娠・出産、不妊や不育に関する様々な悩みに応えるため、助産師による相談を実施しています。
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つわりは妊娠5~6週目から始まり、12~16週ごろに自然とおさまる事が多いですが、5か月を過ぎても続いたり、時にはお産まで続くこともあります。原因ははっきりわかっていません。
コーヒーや紅茶、お茶で問題となるのは、カフェイン。カフェインは血管を収縮させたり拡張させたりする働きがあり、妊娠中に大量に摂取すると、赤ちゃんの発育を抑え、お母さんの動悸(どうき)や不眠の原因となります。1日に2~3杯程度のコーヒー、紅茶、お茶は問題となりませんが、がぶがぶ飲むことは控えてください。
たばこには一酸化炭素やニコチンなど4,000種以上の化学物質、200種以上の発がん性物質が含まれています。一酸化炭素やニコチンは、おなかの赤ちゃんへの栄養・酸素不足を招き、低出生体重児や早産の原因となります。
妊娠中に飲んだ薬は胎盤を通して赤ちゃんに移行することもあり、自己診断で市販の薬を使わず、飲んだ薬は胎盤を通して赤ちゃんに移行することもあり、自己診断で市販の薬を使わず必ず医師に相談して処方してもらった薬を使いましょう。
パーマやカラーリングに使う薬剤は、おなかの赤ちゃんに直接的な影響はないと考えられています。
妊婦が風疹(ふうしん)に感染すると、胎児に先天性風疹症候群を起こします。先天性風疹症候群の主症状は、白内障、緑内障、心疾患、聴覚障害、小頭症、精神遅滞などですが、感染した時期で症状の種類や程度が違いますし、全く症状がないこともあります。母親の風疹抗体検査は、先天異常をスクリーニングすること、母体の感染予防を目的として行っています。
乳首の状態を調べるために、二本の指で乳首の根元を優しく押さえ乳首を起こしてみてください。
妊娠中は、おなかがはったり、痛みを感じることがあります。安静にしてもおさまらないとき、一日に何度もはるとき、痛みを伴うようなときは注意が必要です。
妊娠中の出血の原因はさまざまで、子宮粘膜のびらんやポリープからの出血、胎盤からの出血、臨月であれば出産の前兆のこともあります。色は真っ赤なものもあれば、赤ワイン色や茶褐色のものもあります。少量だからといって安心できるものでなく、子宮内では多量に出血している場合もあります。実際どこから出血しているか、胎児は大丈夫かなどは、内診やエコーをしないとわかりませんので、自己診断せず必ず医師に相談してください。もし、痛みやおなかの「はり」を伴っているようなら、至急受診してください。
3日以上お通じがなかったり、毎日あっても便が硬く排便が困難であったり、便が残っているような感じがあれば便秘といえます。
1.働く女性が妊娠した場合、労働基準法で次の就業制限等が設けられています。
妊娠初期は流産する可能性が高いので、なるべく旅行は避けたほうが良いでしょう。避けられない場合は、必ず受診して許可をもらってください。中期は流早産の危険性が低く、旅行に最も適している時期です。妊娠後期は早産の可能性が高まりますので避けたほうが良いでしょう。
妊娠中のSEXは、挿入による刺激や、精液による子宮収縮、細菌感染症などにより、流早産の原因となることがあります。
マタニティ・ブルーズとは、出産直後にみられるうつ様の心やからだの症状のことをいいます。これは、出産によって胎児胎盤からのホルモンがなくなり、からだのホルモンバランスが変化することによって起きるといわれています。日本人女性の頻度は30~50%くらいです。